群馬大学生作「群馬のかるた2000」

  ※掲載は読み句のみです。
※読み句のうしろの( )内に解説文の要約を書きました。
絵札例
今なお響く かまちの詩(夭折の詩画人山田かまち、高崎に水彩デッサン美術館あり)
ろくろで作る 近代こけし(前橋市総社町の名産品、1948年頃生産開始、生産量は全国一)
俳句の大家 羽山一紅(寛保期下仁田町出生、俳句復興に関わる多くの文人と交流あり
二千円札 小渕のロマン(小渕首相がミレニアム記念で発行した紙幣)
ほし空観察 天文台(高山村在、’93年建設の県立施設、世界最大級の可視望遠鏡を設置)
平和を祈る 百衣観音(高崎市南西部、観音山丘陵に立つ大観音像、昭和11年建立)
どこでも出ます 群馬の温泉(竹下内閣のふるさと創生金で各市町村で削掘ブーム起こる)
茶釜が踊る 茂林寺(館林市茂林寺に伝わる、たぬきの孝行伝説)
りりしい顔つき 高崎だるま(高崎市近隣の名産「福だるま」、眉は鶴、髭は亀を表す)
ぬかみそ こうじ たまり漬け(群馬の自然条件=冬期多日照が生んだお漬物)
るんるん気分で ドイツ村(宮城村在、赤城の自然美を生かした牧歌的なテーマパーク)
わかさぎ釣れたよ 榛名湖で(つつじ、ボート遊び、ワカサギ釣りで親しまれる火口原湖)
語るいにしえ 観音塚(高崎市在、後期の前方後円墳、金銅製品を含む多種多様な出土品)
四つで一串 焼きまんじゅう(竹串に素饅頭を刺し、甘味噌を付けて焼いたふる里の味)
多々良で越える 冬白鳥(館林の多々良沼には毎年100羽以上の白鳥がシベリアから飛来)
歴史を残す 鉄道文化村(松井田町在、’99年開館、鉄道文化資料や整備風景展示等あり)
尊皇すすめた 彦九郎(延享4年現太田市細谷町出生、各種の学問に通じ王政復古を説く)
強いぞ!奥さん かかあ天下(業養蚕を支えていた群馬県女性の経済的優位性の俗称)
根付く 群馬の八木節音頭(堀込源太を始祖とする明治期にできた郷土芸能、東部で盛ん)
流れ流れる 板東太郎(流域面積日本一、相模国以東随一の河川「利根川」の俗称)
ランナー見上げる 新県庁(毎年正月恒例の日本実業団駅伝、スタート・ゴールは県庁)
麦落雁 藩主も満足(大麦を炒って粉にして固めた館林銘菓、徳川綱吉にも献上される)
梅の香かほる 秋間梅林(安中市北部にある約3万5千本の梅林、早春に梅林祭開催)
のどごし爽やか 新品種(うどん粉の原料となる小麦粉の改良技術、製粉技術の開発向上)
親子のみこむ 浅間の炎(1783年浅間山大噴火、火砕流で埋まった鎌原は日本のポンペイ)
群馬のサバンナ サファリパーク(富岡市在、90種1000頭余の野生動物を車内から見学)
やったわソフト 銀メダル(2000年開催の五輪で準優勝の女子ソフト、選手九人が群馬勢)
間引きを憎みし 呑龍上人(1623年、太田市大光院に入寂した名僧、孤児等を寺費で養育)
健康支える こんにゃくパワー(こんにゃくマンナンが腸を刺激、生産量は全国比90%)
フラワーパーク 花の楽園(大胡町所在、1992年にオープンした広大な県立施設)
上野の英雄 新田義貞(南北朝時代後醍醐天皇方についた名将、県内各地に生誕地説有り)
遠足行くなら 上毛三山(県のシンボル、赤城山、榛名山、妙義山の総称)
伝統受け継ぐ 木工品(入山メンパ等、豊かな森林資源と高度な技術が結晶した銘木産業)
明日は我が身ぞ 交通事故(群馬は関東と信越をつなぐ交通の要所のため交通事故も多い)
寒さに育つ 嬬恋キャベツ(高冷地農業で有名な嬬恋村のキャベツ栽培)
きびしい自然、風、雪、雷(群馬の気候的特色、平野部の空っ風、北部の積雪、夏の熱雷)
ゆめの王国 子どもの国(太田市所在、児童会館を併設した自然豊かな親子の遊び場)
めでる湿原 尾瀬の沼(約150種の高山植物、湿原、川、沼等が複雑に絡み合った名勝)
三ッ寺豪族 古代の領主(群馬町で日本最初に発見された古墳時代後期の三ッ寺遺跡)
上州荒くれ 国定忠治(1810年生、佐波郡国定村出身の上州きっての博徒)
品質優れた 群馬の絹(外来種に対し、品質と技術の高度化でブランド化を図る養蚕業界)
もみじ美し わたらせ渓谷(桐生市と栃木県足尾町を結ぶ第3セクタ-鉄道、沿線渓谷美)
世界の遺産 岩宿遺跡(日本の旧石器文化の存在を証明した、世界的にも有名な遺跡)
すさまじい爆音 日航機(上野村御巣鷹山、’85年、多数の犠牲者を出した日航機墜落事故)
2016年02月14日